トップへ
森の話
市川の自然
活動報告
市川みどり会とは
活動報告コンテンツ
市川みどり会活動報告についてご紹介いたしております。下記のコンテンツをご用意しております。また、ご質問等は是非お気軽にお問い合わせください。
国会陳情書
市川みどり会では里山緑地関する陳情者を提出いたしました。詳しくは下記リンクよりご覧になれます。
WEB上簡易アンケートを設けました。リアルタイムで結果が出ますのでお気軽にクリック頂ければと思います。--市川みどり会
里山
山林所有者の会、里山ボランティアの会、市川みどり会里山再生事業指定業者一覧をご紹介します。
詳しくは下記リンクよりご覧になれます。 
リンク
市川みどり会がおすすめするリンク集になります。 
地球温暖化やその関連リンク集も充実しております。

国会陳情書
衆参議員の方々約40名よりFAXにてアンケート回答が得られました。それらお答え頂いた回答すべてを掲載致しました。

かしわ里山の会

2006年4月22日に「かしわ里山の会」が発足しました。(写真;伊藤守会長設立宣言)
「都市のみどりを守る」と題して千葉大学環境健康都市園芸フィ−ルド科学教育センタ−長:安藤敏夫教授よる基調講演が行われました。

市川みどり会は、昭和47年に発足しました会であります。発足以来34年間、都市圏の緑地減少に歯止めを掛ける事ができず、憂いて参りました。4年前に、松戸市に「松戸ふるさと森の会」が発足し、松戸ふるさと森の会の皆様と共に「都市域の樹林地を都市環境保全林として位置づけ、農地並み納税猶予をはじめとする都市域の樹林地存続のための総合支援制度の創設」を求めて運動しております。今ここ柏市に「かしわ里山の会」が立ち上がるということに対し、たいへんな喜びを感じると共に、ご来場の皆様のご努力に対し敬意と感謝を申し上げ心よりお祝い申し上げます。

都市圏の樹林地減少の根本的な原因は、ご承知の通り相続税にあります。この相続税改革なくして都市圏の樹林地の存続はありません。このままでは、都市圏で平地林は消え、幅のない危険な斜面林しか残らないでしょう。

東京都市圏の桜の開花宣言は年々早くなっております。この開花宣言が示すように、地球温暖化が相当なスピ−ドで進んでいます。都市圏はヒ−トアイランドとして危機的状況に直面しております。この原因が樹林地の減少と表裏一体であるという事は言うまでもありません。日本は昨年より、人口減少に転じました。高齢化社会を迎えて、国は戦後シャウプ勧告によってつくられた歪な相続税を見直し、国は相続税に名を借りた開発指向をやめ、環境指向に改める時が来ていると思います。人が住み、人が身近に散歩できるところにこそ樹林地は必要なのです。

少し古い話で恐縮ですが、私が子どもの頃、家には釜戸があり、山から落ち葉や、枯れ枝を拾い集め、下草を刈り、薪として何ヶ月間か貯蔵する薪小屋がありました。煮炊きに使う貴重な燃料として大切に使われていました。そして、経済林として杉、ヒノキの植樹が行われておりました。山には生活の場があったのです。しかし、時代の流れと共に、石油・天然ガスなどの化石燃料への移行し、生活様式、建築資材の変化により山から人が離れていってしまったのも事実です。また、都市圏においてこのような生活に戻る事も出来ないのも事実です。この現象を「人類史上初めての経験であるから、樹林地の早急な管理・支援システムの構築を急がなければいけないと」警鐘を鳴らす植物生態学者もいます。山林所有者、市民ボランティア、事業者、そして行政と共に力を合わせて、この里山の再生に取り組み、身近な樹林地にしなければならないのも私どもの使命だと思います。

樹林地は、現代社会に置いて、二酸化炭素の供給源として、酸素の供給源として、大気の浄化、水の浄化、大地の浄化、人々の安らぎの場として、日増しに重要性は増しております。この貴重な樹林地を次の世代の子供達に残すために、この運動の輪が千葉から東京、埼玉、神奈川へと都市圏に広がり、樹林地の減少を食い止めるため、根本的な問題である相続税の改革が早期に実施され、我が国に国土保全のあるべき姿が確立される事を願うものであります。

本日は、誠におめでとうございます。

Copyright (C) 2005 midori-kai.net. All Rights Reserved.