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国会陳情書
衆参議員の方々約40名よりFAXにてアンケート回答が得られました。それらお答え頂いた回答すべてを掲載致しました。

千葉県6市緑のネットワークシンポジウム2005

[趣 旨]

かつて私たちの遊び場であった山林は、薪炭・用材林・有機肥料として人々の暮らしの中で育まれ、守られてきましたが近年の人々の価値観やライフスタイルの変化にともない、その役割が薄れ、また、急激な都市化により、減少の一途をたどっています。

このような現状から、次世代を担うこどもたちへどのような手法でこの都市部の山林を保全・継承していくべきか、山林所有者・市民・行政がそれぞれの立場から意見を述べ、議論することにより、多くの人々の意識とお互いの共通認識を高めることを開催目的とします。

樹林地を含む都市の緑が開発行為や相続税対策として処分される等年々減少し、都市の景観に影響を生じたり、ヒートアイランド現象を引き起こす等都市の住環境に重大な影響を及ぼすようになった。

森林伐採一方、市民からは公園の拡大や市民農園等、緑に接する場の確保の要望が強くなってきた。財政事情の厳しい行政にとって、市民の要望と樹林地所有者の実情を理解するものの、樹林地の公有地化は頭の痛い課題である。また、広域に広がる樹林地は一つの市域での解決は困難でもある。このような課題を共通に持つ近隣市の担当者が平成16年2月に集まり、情報を共有し対応策を協議することとし、会合を重ねて来た。都市の樹林地は、保全・創出・活用が一体として行われなければならないことから、所有者・市民・行政が緊密な連携を図り相互に理解を深め協力し合う体制づくりがまず必要であることとなった。

このようなことから、今回、専門家のご指導を得、6市という広域的な連携と所有者・市民・行政という各々の立場の連携を一層緊密なものとする第一歩として「6市緑のネットワークシンポジウム」を開催したところです。

シンポジウムで紹介された「(仮称)都市環境保全林」は、担当者会議を重ねる中で、従来の都市公園や都市緑地とは違う概念として、都市における樹林地の人や環境に及ぼす役割に着目して、保全・創出・活用を一体として取り組む樹林地として位置づけたものです。

13:00 開場、受付
13:30 開催のごあいさつ

開催市挨拶 市川市長 千葉光行
祝   辞 千葉県市長会会長 松戸市長 川井敏久
祝   辞 市川みどり会会長 竹内一雄
(来賓紹介)

13:50  第1部:基調講演
テーマ「 緑 地 保 全 の 知 恵 と す す め か た 」
講演者 東京農業大学地球環境科学部教授 進士(しんじ) 五十八(いそや)さん

14:50 ・・・・・・休 憩

15:00 第2部:パネルディスカッション

パネリスト
千葉 光行 さん(市川市長)
進士 五十八 さん(東京農業大学地球環境科学部教授)
宇佐美 益側 さん(市川みどり会副会長)
深野 靖明 さん(松戸里やま応援団)
渋谷 孝子 さん(自然観察指導員)
込山 礼衣 さん(ガールスカウト千葉第50団)
福間 まり さん(ガールスカウト千葉第50団)

コーディネーター
田代 順孝 さん(千葉大学園芸学部教授、工学博士)

17:00 閉会

@開催日  平成17年10月14日

A開催場所 メデイアパーク市川市 2階グリーンスタジオ

B参加者  延べ250名

来賓・・・・・・・18名

一般・・・・・・192名

6市の職員・・・・40名

ネットワークシンポジウム

◎基調講演「緑地保全の知恵とすすめかた」進士五十八先生

進士先生は学生時代、本八幡教習所で運転免許証を取得されるなど市川市との所縁があったことから、現在の都市と自然環境に関わる法令整備の話をされ、そして都市部の目標を「アメニティ」とし、市民と行政のパートナーシップ(ひと・もの・金・心・仕組・仕掛)で自然と共生し、人にやさしく、ふるさとが感じられるまちづくりの実現を目指していくというお話を時にはユーモアを交えまた、農大の先生らしく「農」という視点からお話をわかりやすく講演されました。

◎パネルデイスカッション「ふるさとの緑をどう守り、育てていくか」

コーデイネイター
田代順孝先生

パネリスト
千葉 光行 さん(市川市長)
進士 五十八 さん(東京農業大学地球環境科学部教授)
宇佐美 益 側 さん(市川みどり会副会長)
深野 靖明 さん(松戸里やま応援団) 
渋谷 孝子 さん(自然観察指導員)
込山 礼衣 さん(ガールスカウト千葉第50団)
福間 まり さん(ガールスカウト千葉第50団)

各パネリストの現在の取り組みと今後の活動展開の紹介から論点の一致を見つけ、課題と目標をパネリストとして参加していただいた千葉市長と共に意見交換をしました。緑は私達だけの物ではなく、次世代のこども達へ引き継ぐものであるという理念からパネリストに中学1年生と小学校6年生にも参加していただきました。少し話しが難しかったかもしれませんが最後には、自分達の理想とする森について真剣に話をし、その熱心さを受け、コーディネーターの田代順孝先生が「千葉県6市緑のネットワークシンポジウム2005市川宣言」という宣言書とすることを提案され、来場者に宣言書の中味についてお諮りしたところ満場一致で賛同を得ました。

「千葉県6市緑のネットワークシンポジウム2005市川宣言」

市川市をはじめとする都会の中の森は、私たちの生活に潤いと安らぎを与え、やさしい 心を育ててくれます。

しかし今、わたしたちの森は、手入れがされず、ゴミが捨てられたり、また、知らない間に木が伐られ、マンションや駐車場になってしまい森の動物たちの住む場所がますます少なくなっています。

私たちは、今日「みんな、森にもどっておいでよ!」を合言葉として、森の大切さについて話し合いました。「森の持ち主」・「子どもと大人」・「行政」・「企業」などがみんなで力と知恵を出し合い、森の手入れや森遊びをする仲間を増やすことについて学びました。

私たちは、自分たちの住んでいるまちを越えて、活動の輪を広げ、子どもや孫たち将来の世代へ、今ある森をもっと良い森にして手渡すために、このシンポジウムで確認したことをここに宣言します。

1.私たちは、「みんな、森にもどっておいでよ!」を合言葉として自分たちの「住んでいるまち」や「隣のまち」の仲間と協力して、「ふるさとの誇りとなる森」にして守っていきます。

2.私たちは、子どもと大人が一緒になって「森の手入れや森遊びをする仲間」をつくります。

3.私たちは、たくさんの仲間を「応援する仕組み」を作って広めていきます。

平成17年10月14日
千葉県6市緑のネットワーク2005 参加者一同
「千葉県6市緑のネットワークシンポジウム2005市川宣言」

上記写真
込山 礼衣 さん(ガールスカウト千葉第50団)
福間 まり さん(ガールスカウト千葉第50団)
による宣言文読み上げ

採択された宣言文にのっとり、他市、地権者、市民活動団体にもネットワークを広げ、「(仮称)都市環境保全林」の新たな制度創設を目指すとともに、都市における樹林地の保全・活用に積極的に取り組む

次回は、さらに都市圏に輪を広げて開催される事になりました。
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