自民党税制調査会 津島雄二会長 様
都市地域のまとまりある樹林地等を【里山緑地】として位置づけ、農地並相続税納税猶予制度の適用をはじめ、都市に残された貴重な【里山緑地】を保全・再生・活用に係わる総合支援制度の創設を強く要望いたします。
陳 情 書
紹介議員
衆議院議員 実川 幸夫
衆議院議員 桜田 義孝
衆議院議員 渡辺 博道
衆議院議員 薗浦 健太郎
陳情者
(市川市) 市川みどり会
(松戸市) 松戸ふるさと森の会
(柏 市) かしわ里山の会
陳情趣旨
貴職におかれましては、日頃より都市地域の樹林地保全に対するご理解とご配慮をいただき深く感謝申しあげます。
大都市近郊、特に首都圏、市街地に内在、あるいは近接する樹林地は、都市化の進展と共に減少の一途をたどっているところであります。
樹林の減少は深刻な環境問題を引き起こしております。全地球規模の温暖化、地域的には都市のヒートアイランド現象など、二酸化炭素の吸収源である樹林を失うことによる影響は、人為では如何ともすることができない気温の上昇という自然現象の変化を地球上にもたらしています。
この対策の最大の切り札は、都市地域における樹林の保全、市街地での樹林の再生と緑化推進であります。
二〇〇四年六月には景観緑三法が国会で成立し、美しい国土の景観維持・創成が進められております。特に都市における樹林地(緑地、山林)は、この景観を構成する重要な要素となっております。樹林地が無くては美しい国土の維持・創成はあり得ないともいえます。
都市の樹林は、再生可能な社会資本として地球環境レベルで守らなくてはならないものであり、大地に根を張る樹木が無ければ、都市機能を円滑に循環し維持することも地球環境を守ることもできません。
私たちは、これら樹林地の減少による都市地域の環境悪化を危惧すると同時に農業を通して樹林地減少に伴う環境変化の実害を経験しております。私共は都市の樹林地を自らの手で守ることを決意し、なんとしても次世代に引き継ぎたいと、昭和四七年「市川みどり会」、平成一四年「ふるさと森の会」を結成し、さらに今年、平成十八年「かしわ里山の会」を結成し、山林等の樹林地の保全・再生に努めております。
私共は、また多くの市民と協力して樹林地を明るくし、子供たちが気軽に入れる樹林地を育成し、人と人とが触れ合いながら、環境教育・情操育成の場として、様々な生物との触れあいの中から生命の尊さを知り、自然の仕組みを学び、自然の力の偉大さを感じる場として次の世代に樹林地を引き継ごうと努力しております。
しかしながら、相続の発生及び都市化の進展の下では樹林地の減少が進む一方です。一層の都市環境の悪化に危機感がつのるばかりです。
かつて農業と共にあった里山を、このことから改めて新世紀の『美しい国、日本』をめざす時代の町づくり資源として再評価すること、都市内のまとまりある樹林地は都市環境の保全と市民の緑地生活の質的担保のために不可欠の緑地資産であり、あえて【里山緑地】とでも呼ばれるべき社会資本と位置づけ、既存の「生産緑地」同様に相続税の農地並納税猶予制度の適用をはじめ都市に残された貴重な【里山緑地】の保全・再生・活用に係わる総合支援制度の創設を強く要望します。
陳情事項
一、 都市地域のまとまりある樹林地等を【里山緑地】として位置づけ、農地並相続税納税猶予制度の適用をはじめ、その保全・再生・活用のための総合支援制度を創設すること。
平成十八年十二月五日
(市川市)市川みどり会(昭和四七年発足)
千葉県市川市大野町四の二八四三
会長 竹内 一雄
市川みどり会会員 会長 竹内 一雄以下一七〇名
(松戸市)松戸ふるさと森の会(平成一四年発足)
千葉県松戸市千駄堀二百二十番地
会長 吉野 寅二郎
ふるさと森の会会員 会長 吉野寅二郎 以下七八名
(柏市) かしわ里山の会(平成十八年発足)
千葉県柏市増尾六の十九の十九番地
会長 伊藤 守
かしわ里山の会会員 会長 伊藤守以下六九名