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市川みどり会についてご紹介いたしております。下記のコンテンツをご用意しております。また、ご質問等は是非お気軽にお問い合わせください。
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国会陳情書
市川みどり会では里山緑地関する陳情者を提出いたしました。詳しくは下記リンクよりご覧になれます。
WEB上簡易アンケートを設けました。リアルタイムで結果が出ますのでお気軽にクリック頂ければと思います。--市川みどり会
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山林所有者の会、里山ボランティアの会、市川みどり会里山再生事業指定業者一覧をご紹介します。
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地球温暖化やその関連リンク集も充実しております。

国会陳情書
衆参議員の方々約40名よりFAXにてアンケート回答が得られました。それらお答え頂いた回答すべてを掲載致しました。

市川市は、首都東京のベットタウンとして早くから宅地化が進んでいましたが昭和30年代後半からの高度経済成長により、急激に都市化が進み、豊富にあった山林や農地が次々に減少し、我が郷土市川の自然環境の悪化がさけばれました。
市川みどり会は、このような状況を憂慮した山林所有者が集まり、自然景観を守り、どこよりも住みよい環境を次代に受け継ぐことが責務と考え、都市の緑地を保全する組織としては全国初の団体として昭和47年12月10日に設立いたしました。

都市域の【里山緑地】総合支援制度の創設に向けて

都市近郊の山林は、都市化の進展と共に減少の一途をたどっております。
このままでは、緑地の保全は壊滅状態であり、何らかの方策を考えなければならない状況であります。
都市の緑地は、ただ単に潤いとやすらぎを与えるだけではなく、野鳥、小動物の生息環境として、生物の多様性の保護の観点から人類にとって大切な財産です。大気の浄化、大地の浄化、水の浄化、二酸化炭素の吸収源、ヒートアイランド現象等、地球環境レベルで守らなくてはならないものであり、将来の都市形成を担うものとして欠くことのできない要素であります。この欠落が急速な地球温暖化を招いています。大地に根を張る樹木なくして、都市機能を維持することも地球環境を守ることもできません。

現在、地球温暖化が大きな社会問題となっています。まさに地球の存亡に関わる事態が発生することを危惧させる情報もあります。オゾン層の形成に見られるように自然界における環境の形成・変化には長い時間がかかります。1億年前の恐竜が生活していた白亜紀は、現在よりも平均温度が6〜14℃高く、海面は300m上昇していたといわれています。現在の温暖化との大きな違いは、温暖化の早さです。近代の温暖化にみられる環境の変化は、地球の歴史を1年にすると1秒にも満たない時間で起こっています。地球が過去に経験した速度の10倍以上の速度といわれています。

森は、地球上の生物の生活を左右する最も重要な環境要因として、その情報は全ての人々に伝わっています。代表的なものに二酸化炭素の吸収と酸素の供給、そして多様な生物が生活する場があります。日常生活の中で酸素の存在やそれらが森から供給されていること、そこで生活している生物を意識することはほとんどありません。「空気のような存在」とは、存在感のないことを表している言葉のようですが、日本人にとって緑すなわち森の存在は、まさしく空気と同じになっています。また「野となれ山となれ」という言葉がありますが、これは日本の気候風土を的確に表現しています。日本のように夏に降水量が多い地域では、裸地を放置しておいてもやがて草が生えて木が伸びて森になります。人が関与することなく裸地は自然の仕組みで森になります。

しかし大陸西岸の冬雨気候の地域や大陸の内陸では、人が植物の生活に関与しなければその生活は継続できません。欧米の主な都市では、土を作り水を与えて植物を育てています。植物を育てることとその恩恵を常に認識しています。意識の中に植物が存在し、空気のような存在ではないのです。特に大型で永年生の樹木や、その集団としての森は環境へのはたらきかけが大きいことから、その存在感は一層大きくなります。日本の気候風土が日本人の植物に対する意識を希薄にしているように感じます。これでよいのでしょうか。

私たち「市川みどり会」は、これらの緑地の減少を危惧しており、まちの山林等の緑地は、自らの手で守り、次世代に引き継ごうと昭和四七年に結成し、市川市と緑地保全に関する協定を結び山林の維持管理に努めるとともに、緑化の啓発及び緑化の事業を強力に推し進めることと併せて、市川市が推進している「人と自然が共生するまちづくり」に積極的な参加と協力を行なっており、山林等の緑地の保全に努めてまいりました。
とくに、平成元年には、その活動が評価されて緑化推進運動功労者として内閣総理大臣賞を受賞しております。
しかしながら、相続の発生時において、都市近郊の山林は税額の高騰により売却、物納により開発され、農地への転用による納税猶予制度の適用を受ける相続税対策等が行われているのが現状です。このままでは、樹を切る人はいても樹を植えようとする人は都市近郊には現れません。国は、もう相続税に名を仮りた開発行為をやめる時です。

日本全国の山林所有者が立ち上がり、会を興し、連携し、共に手を携えて国に働きかけようではありませんか。

都市域の【里山緑地】総合支援制度が創設される事を願うものであります。

市川市は、都心から20km園内に位置し、また千葉県の玄関口として急激な発展を遂げてきました。
地域面積は56.39平方kmで、人口46万人の住宅都市です。市内の山林面積は135ha(平成13年)で市域全体の2.4%を占めています。

自然環境の特色は、北部の田園地帯・中央部の旧市街地・南部の新市街地に大きく分けることができます。北部の台地には、梨畑を中心とする農地が広がっており、シイ・クス・タブ・コナラ等の斜面林が多く、比較的みどりの多い良好な自然環境を保持していますが、鉄道の開通や区画整理事業により年々宅地化が進み徐々に山林が減少しいているのが現状です。中央部は、屋敷林・社寺林がみどりの中心で、樹齢が100年前後の黒松の大木約3千本が生育し、市民の手で保全されています。平田地区の黒松林は緑地保全地区として指定され市民の憩いの場として広く親しまれております。

江戸川以南の南部地区は、で区画整理事業や埋立てによって造成された地域がほとんどで、かつての稲田や蓮田は失われたが、新浜の宮内庁鴨場周辺の湿地帯は野鳥の楽園となっています。
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